6月のおやすみと繭から作った生地でリメイク
またしてもバタバタしてたらもう6日。
6月です。梅雨押し迫る今日この頃。なかなかキツめ。
艶なしシルクのシャツ。
透ける感じでフワッと軽い印象で素敵なんですが。
反面耐久性が低いのでちょっと力がかかると、、あ〜〜〜〜〜れぇ〜〜っとなっちゃいます。
破れが大きいし、無理やりつまんでも見た目悪いのと耐久性の面で無理がある。
生地の色を見て思い出しました。
過去に10年近く染織をやっておりました。
生の繭から手挽きで糸を繰り出し草木で染め、
機にかけて手織りする。
毎回着物に使うのか?服地に使うのか?糸の太さや撚り方、染料は何を使うか、糸の密度は?打ち込みはどれくらい?組織はどうする?と設計してから生地を織っていました。
勢い余って縫い糸と裏地まで作って総手縫いする、という何時代?なこともやってみたりもしてました。
今思えば贅沢な時間でした。
機に糸をかけて織り始める時に数10センチ試し織をして色々確認するのですが、その端切れがサンプルとして手元に残ります。
その生地の中に合う生地があったかも???
と思いストックを掘り起こし。
ストールとして織った生地がありました。
塩漬けした繭からとった生絹糸で、砧打ちして柔らかさを出した繻子織生地。
染料は丁子と西洋茜とくるみだった記憶。
丁子(ちょうじ)とはカレーとかに使うスパイスでTの形のアレです。
↑コレです。これでアルミ媒染で生絹に染めると渋めマスタードっぽい良い色になります。
染めるために煮出すとあたり一帯が爽やかなスパイスの香りにつつまれて
目一杯深呼吸してお腹が空いたものです。
この生地をパッチワークしてみました。
破れたところはガッチリ補強。
ポケット戻して完了。
懐かしの生地が日の目をみました。ありがとうございます。
ってことで6月のお休みです。
いつも通り
毎週木曜日と金曜日をお休みとさせていただきます。
そして今月24日はFOFO Coutureは6周年を迎えます。
ひとえにおいでくださる皆様のおかげをもって7年目を迎えることができます。
まことにありがとうございます。
毎年何かするわけでもなく告知するのみで恐縮でございますが忘備録的に言わせてお願いってことで
よろしくどうぞ。何卒。
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