5月のおやすみとデニムのリペア
5月になりました。
GW真っ只中。日差しも初夏らしくなってきて、あっつぅ〜い。言う日も出てまいりました。
4月末から緊急事態宣言発令となりましたがFOFO Coutureはいつも通りGW絶賛営業中です。(定休日以外)
画像はリーバイスデニムの裾。
またしてもビフォー画像を撮り忘れ、まず丈詰めのためにカットした後のシーンです。
他のお店で、裾の破れを補修してあったのですが。
表は、まあ、問題ないように見えます。
問題は、裏側。
大きめの穴が空いちゃってるので、塞ぐ必要があるんですが。
表地と同じようなデニムの端切れを当ててあります。
見えちゃうんだから、同じの当てなきゃじゃない??って感じでしょうか。
わかります。見た目大事。別の場所なら問題ないかも?
御依頼主曰く、裾がガンダムみたいになるんだよね、、、、。って。
でしょうねー。
脇シームもそのままに当てちゃったら張りでちゃうよねー。
これをどうにかして。ってご依頼。
やり直す。ってことです。
ミシンでガッチガチに縫い込まれたものを、剥がします。
今回のメイン作業はこれです。80%を占めるかと。
丈詰めがあって解く面積が減った、ってことがラッキー。と思おう。
はい。外れました。飛び散る糸屑が、奮闘の様子を表しているかと。気持ち的にもほぼ作業終了。
続いてシームのステッチと地縫いを外します。
ここから再構成の作業に入ります。
縦糸も緯糸も消失した穴をどうにかします。
ないものは作ればいいじゃな〜〜い?ってことで。
デニムの端切れから緯糸を解して取り出し、移植します。
このタイプのデニムは縦糸のみインディゴ色が染色されています。
緯糸は撚りの少ない生成り色の太い糸です。
裏側は薄い接着芯で固定。少しでも薄く、がテーマ。
次は縦糸の再現。糸色を合わせミシンでステッチ。
やりすぎは禁物。しなやかさを残す。
シーム地縫いとステッチを縫い直してから裾のステッチで完了。
ってことで、5月のおやすみのお知らせです。
4月末に緊急事態宣言が出されておりますが、普段通りで
毎週木曜日と金曜日をお休みとさせていただきます。
よろしくどうぞ。何卒。
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